お知らせ・ニュース

2016年08月25日

【ザ・しょくば】2016.8.1

7月21日付けの市職労新聞「温故知新」が職場で話題になった。「戦争ってリアルじゃないけれど、一人ひとりがその時代にどうやって生きたかという実際の姿がある」「こうやって話を聞かないと実感わかない」と。私は「住民目線」とは公務労働者の立ち位置にいるということであり、カウンターを越えても、あくまで自分は公務員だという自覚が逆に必要ではないかと思う。▼沖縄東村高江でいま何が起こっているのか。辺野古では、新基地建設をめぐり歯止めのない裁判闘争が再開。公権力の行使によって県や住民が抑圧される事態だ。米兵から住民を守るために派遣されている防犯要員が、住民の抗議行動に対する暴力装置となる。「ひどい話」で終わらせてはならない。▼戦争は、人権否定が前提だ。しかし、いまその人権を蔑ろにして、戦争する国づくりが進められる。強調したいのは現実の問題であるということ。そして、そのぶつかっている先頭に住民と公権力の行使がある。▼「住民目線」は、貧困と格差を広げる多国籍企業と超富裕層の税逃れも同じ土台にあるのではないか。大きい話だけではない。その社会の構造の上に立つ目の前の市民と市政の姿。いま私たちが持つべき視点を、くもらせていてはいけないときにある。目の前に戦争の道、はたまた民主主義の崖っぷちがあるからだ。▼「全体の奉仕者」は理念やスローガンではなく生き方ではないか。
(本能寺萌)