2017年02月03日
春闘ってナニ? 日本独自の要求闘争
春闘ってナニ?日本独自の要求闘争
いま皆さんの職場で、春闘アンケートを配布し、協力をお願いしています。そこには「賃上げをしてほしい」「正職と非正規の格差是正」など、切実な声が寄せられています。京都市職労は皆さんの願い実現へ全力あげる決意です。一緒にたたかいましょう。
新年度の節に国民要求で交渉
ところで、マスコミでも「春闘相場」が話題になりますが、「春に闘う」って何でしょう?
日本では、4月から新年度が始まります。新入職員が入り、会計年度も切り替わります。企業の多くで職場配置も変わり、賃金の変わる企業(定期昇給)もあります。
この時期、まさに「春」に、企業や産業の枠を越えた労働者(労働組合)が一緒に、賃金の引き上げや増員など労働条件の改善、年金や社会保障制度などの国民要求を提出し、交渉し、皆さんの声や統一行動を力に実現を求める日本独自の要求闘争です。
民間も、公務も国民春闘へ集中
民間も公務も一つになって、「賃上げこそ景気回復の特効薬」を掲げて、生活改善できる賃上げとあらゆる格差の解消、全国一律の最低賃金確立など、「国民春闘」と呼ばれるゆえんです。とりわけ賃金闘争では、民間賃金の動向が国や府・市の勧告に影響します。始まっている「17春闘」に集中し、職場・地域から官民共同の運動を取り組みましょう。