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2017年02月14日

【ザ・しょくば】2017.2.11

国のリーダーを筆頭に、「社会的弱者」に対する排他的な行動や言葉が飛び交っている。言葉の暴力にとどまらず、国の政策にまで及ぶ。トランプ米大統領の移民排他政策である「壁」は象徴的だ。▼海の向こうの話ではない。身近にも大きな「壁」がそびえ立つ。公務労働者と住民との間にある「壁」。行政の仕事が歪められていることに危機感を感じる。▼「市職労新聞」(2月1日号)で、ヘイトジャンパー問題について私たちの仲間が現場の声として語っており、職場で共感をよんでいる。▼「水際作戦」という受給抑制が一方で強められ、他方に人員削減、多忙化する業務。あげく福祉事務所の窓口業務の委託化まで。社会的に生み出された弱者に対して攻撃的な施策が迫られる。本来の「住民の福祉の向上」を喜びに感じる働きがいからは、疎遠なものに。公務労働の矛盾した姿だ。▼ケースワーカーの仲間が語ってくれた。「ケースワーカーの仕事は一人ひとりに向き合い、『個』を大切にする仕事。『ケース』にあてはめるようなことはしない」。まさに「個人の尊重」が基本にある。「自民党の改憲草案には『個人の尊重』から『個』を外した。こんな改憲草案は絶対反対だ」とも。「個」を大切にしない、全体主義的な思想。公務労働者に課せられようとしている思想ではないか。▼対抗軸は憲法、公務労働者の人権意識、そしてそれを保障する労働組合の存在だ。(赤髭)