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2018年11月28日

子どもの今と未来を考えるシンポジウム

子どもを大切にする行政へ何が必要か
子どもの今と未来を考えるシンポジウム

機構改革後に何が起こったか

11月11日、「子どもの今と未来を考えるシンポジウム・パート3」が開催され、50人が参加しました。これは、京都市職労も加入している「子どもの今と未来を考える~京都市に子どもの権利条例を~ネットワーク」が、子どもを取り巻く現状を明らかにしようと、この間とりくんできたシンポジウムの3回目です。
京都市は一昨年、「子ども若者はぐくみ局」を創設し、あわせて区・支所では「子どもはぐくみ室」ができました。今回のシンポジウムでは、その「子ども若者はぐくみ局」と「子どもはぐくみ室」がどうなっているのかについて焦点をあてたもので、機構改革の概要、保健所~保健センター~保健福祉センターの変遷、「子どもはぐくみ室」の現状について、市職労の3人が報告しました。

人員体制の強化まったなし

「子どもはぐくみ室」の現状報告では、機構改革前には保健センター内に母子精神保健担当として保健師集団があり、そのなかで健診業務を行っていたが、その担当が障害保健福祉課と子どもはぐくみ室に分割されたことで、健診に入ると窓口担当もいなくなってしまうような体制になり、外勤にも行きにくくなっていること、健診で気になる子のフォローがしにくくなってきていること、突如配置された保育士は業務が不明確のうえ単数配置で苦労していることなどが報告されました。
フロアからも、子どもをめぐる現状について多くの発言があり、全体として、子どもを大切にする行政にしていくために何が必要かについて考え合うことができるシンポジウムとなりました。