2014年03月10日
バイバイ原発3・8きょうと
いまを生きる私たちの未来の選択
寒さが残る3月8日、円山野外音楽堂と公園周辺で、「バイバイ原発3・8きょうと」が開催されました。
東日本大震災と東京電力福島第一原発事故から3年が経ちました。そして「バイバイ原発集会」も3回目を迎えました。
政府の無責任許さない
原発事故から3年が経った今でも、福島では14万人が避難を余儀なくされています。政府、東電とも、事態収拾に踏み出せず、高濃度汚染水は漏れ出し、除染もままならない深刻な事態が日を追って増しています。それでも政府は原発を再稼働させるどころか、首相自ら、他国へ原発を売りつけようとする無責任な態度です。
集会では、福島原発告訴団の地脇美和さんが福島の現状をうったえ、福島市から避難している、うのさえこさんからは「今を生きる私たちが未来を選択していける」と語られました。
講演は慶応義塾大学経済学部教授の金子勝さんが演壇に立ち、「再生可能エネルギーの時代をつくる脱原発の運動は、新しい産業構造、社会システムを生み出していく。財界よりも経済合理性があり、経済成長を考えていることを私たち自身が確認しなければならない」と、脱原発の運動が新しい社会を生み出す可能性を語りました。
再稼働許さない京都府政を
脱原発を目指すアイドルグループ「制服向上委員会」も3年連続で出演し、会場を沸かせました。
京都府知事選挙予定候補者の尾崎さんも円山公園周辺に駆け付け、若狭原発群に隣接する京都府の再稼働反対の責任ある姿勢をうったえました。
市職労からも大勢の組合員が参加し、集会後には、それぞれが思いを描いたプラカードなどで、市役所までのデモ行進で市民にアピールしました。