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2020年01月28日

保育所職場 8年ぶりの前倒し採用

保育所職場 8年ぶりの前倒し採用
現場の実態を訴え続け

副中央執行委員長(保育所評議会議長) 鴫畑美穂

京都市内15カ所の市営保育所すべてで、保育士の欠員が発生している異常事態。130人もの正規職員の保育士の欠員があり、臨時的任用職員も確保できず、28人の未配置となっています。保育所評議会は、権利行使もできない深刻な現場実態を粘り強く交渉で追及し、前進を切り開きました。

年休も取得できない深刻な職場実態

2020年1月、保育士1人が採用になり、保育所に配置されました。来年度4月からの採用に向けて実施した採用試験の最終合格者12人の中で、1月からの採用に条件が合った1人でした。年度途中に保育士の前倒し採用が実施されたのは、前回が2012年12月1日で、実に8年ぶりの前倒し採用ということになります。
現在、市営保育所の欠員は大変な状況で、年度途中に産休育休代替のアルバイトの保育士が確保できず、2欠3欠は当たり前。5欠になっている保育所も複数発生しています。本来配置されなければならない保育士数が確保できていないと、例えば隣同士の2クラスの子どもを1クラスに集めて保育したり、危険がないよう見守るだけで、子どもとゆっくり関わることもできないなど、保育内容に大きな影響を与えます。
また毎日がギリギリの人員で保育している状況では、少し疲れたからといって年休も取得できず、多くの保育士たちが大変疲弊しています。

産育休代替は正規で新規採用者数の増を

この間、保育所評議会や5つある保育所分会の要求書提出交渉の中でも、欠員解消に向けてアルバイト保育士を確保することや、保育士不足でアルバイトが確保しにくいのであれば、年度途中採用などで対応してほしいと繰り返し訴えてきました。今年度4月には、2人の育休代替が正規職員で対応され、今回8年ぶりに前倒し採用が実施できたことは、現場の実態を訴え続けたことの成果だといえます。
しかし、2人の正規職員での育休代替と1人の前倒し採用では到底足りません。毎年多くの産育休取得者を抱え、代替のアルバイト保育士の確保が大変難しい保育所の実態を、当局も把握しているはずです。それであれば、産育休代替の正規職員対応の人数を増やすことや、新規採用の募集人数をもっと増やすべきことは明らかで、保育所評議会として引き続き現場の実態を訴え、保育現場の労働条件改善に向けて取り組みを強めていきます。