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2020年11月16日

【ザ・しょくば】2020.11.15.

生活保護ケースワーカーをしていた時、毎晩夢の中でもケースワークをしていた。寝ても覚めてもケースワークをしていたのだが、この仕事が好きだったので苦ではなかった。今、コロナ禍の下で感染症対応に従事している現場の医療従事者達も、睡眠不足の夢の中でやはり仕事をしているのだろうか。▼先日、NHKのドキュメンタリー番組でコロナ禍での過酷な医療現場と不休で働く医療従事者の想い、そして彼らに感謝の拍手で励ます世界中の人達の広がりが放映されていた。不安の中、決して処遇が良くない彼ら、彼女らを支えるのは、命を守るという使命感と仲間と周りの人たちの応援だ。▼京都市はその現場の頑張りに応えているだろうか。市立病院のコロナに対応する医療労働者への手当は十分にされず、医療衛生企画課では200時間を超える保健師等の超勤が何カ月も続いた。9月以降は前倒し採用と感染者の発生減もあって、同課の保健師に現状を聞くと「今は電車で帰れている(そのレベル)」と言うが、11月になり、また感染拡大の兆しが出ている。▼財政危機が叫ばれる中、市議会や行財政審議会では人員や人件費の削減についても取りざたされている。市の財政が厳しいのは事実だが、優先すべきは市民の命と暮らしだ。そのために奮闘する職員達に報いなければ、貴重な人材が次々と離れていき、市民にとっては大きな損失となるだろう。
(詠み人知らず)