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2022年10月19日

中央斎場の現状 休憩時間取れない コロナ禍で過密労働に

 

「休憩時間を取る暇もない」

中央斎場の職員から声が寄せられました。

コロナ感染者の火葬は感染拡大防止の観点から、通常の火葬業務がすべて終わってから行います。

その際も斎場でクラスターが起こらないように、遺族の人数制限や、密にならないように感染対策が求められます。

一日で火葬できる件数は最高で120件。通常で60~70件と言われています。

パンデミックの際は、24基フル稼働させて対応し、100件を超えることもあり、夜22時に業務が終わる状況でした。

通常の火葬業務に加えてコロナ感染者の火葬を行うために、日中は休憩時間も取れず、過密労働になっています。コロナ感染者の火葬は防護服を着ての対応となります。夏の暑い日でも対策が求められます。

1時間半かけての火葬で、体力を消耗する業務ですが、職場はクーラーが壊れ、安全衛生上の観点からも執務室の環境は不十分です。

業務を担う職員も、基礎疾患があり重症化要因がある職員は、コロナ感染者の火葬にはリスクを伴うこととなります。リスクのある人の分は健康な職員がカバーしている状況です。

 

狙われる民間委託
市民サービス後退は免れない

中央斎場にも民間委託がささやかれます。

火葬業務は現業職員が担いますが、現業職員の採用がないために、退職不補充となります。そこで狙われる恐れがあるのが民間委託です。

火葬場は、新型コロナ感染症だけでなく、いつ起こるかわからない大災害時など、市民生活にとってなくてはならない施設です。

取材に応じた職員は語気を強めて語りました。

「民間委託されれば、必ず市民サービスの後退になる。財政危機に乗じた行財政改革、火葬業務を担う現業職員の採用凍結など、様々な攻撃があるが、利益を追求するような業務ではない。市民が、『最後のお別れ』をする場であり、市の責任でやるべき業務だ」