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2023年03月16日

3・8〈さん・ぱち〉って何の日?World Wideなとりくみ〝国際女性デー〟

 

3月8日は何の日でしょうか。

京都市なので「町家の日」。それもありますが、国連が定めた「国際女性デー」でもあります。

そのルーツは、20世紀初頭、アメリカの女性たちがパンと参政権を求めて起こした行動に学び、1910年、国際社会主義女性会議でクラーラ氏が提案、世界の女性の統一行動日として創設したことにあります。

日本でも、1923年、婦人講演会として開いたのが最初です。戦前は弾圧により集会が開けなくなる中、個人宅で集うなど、女性デーを守り続けてきました。

「パンと権利と平和」のため

現在も、3月8日には世界の女性が、政治に参加すること、教育を受けること、所得を稼ぐこと、暴力と差別のない社会に暮らすことなど女性の地位や権利の向上や、誰も殺させてはいけないと戦争反対をうったえ、ほかの活動家との連帯を表明する取り組みを行っています。

この国際的な女性運動の広がりは、各国のジェンダー平等の実現を推し進める力となっています。

生活のルールを決める議会に女性が少ない日本

さて、参政権を求めて女性が立ち上がってから100年余りを経ました。

日本では成人女性の普通選挙権はあるものの、女性議員の割合は10%と世界164位の低水準です。

春の統一地方選挙を控え、また、国内でもジェンダー平等を求める世論が高まる中、ようやく女性議員にスポットが当たっています。

ハラスメントの実態も少しずつ語られ、ハラスメント対策はもちろん、私たちと同じように育児・介護の両立支援の必要性も認識され始めました。

女性議員が増えることで議会に多様性が生まれ、施策にも多様な視点が反映されることにつながります。

3・8国際女性デーを一つの契機に、私たちの周りにあるジェンダーギャップと地方議会選挙にも向きあってみませんか。