2023年09月27日
ザ・しょくば【2023.9.15】
この秋公開の楽しみにしている映画がある。▼学生時代に原作を読み、作者の単行本をほぼすべて持つほどだ。当時も紆余曲折があり未完となったあの作品が、このご時世に映画化されると聞き正気の沙汰ではないとハラハラしていた。が…、ふたを開ければ空前の大ヒット。地域・郷土愛をくすぐり、いろいろ乾いた時代に憩いと潤いを貰えた。海なし県が関東を巻き込むあの映画の第二弾が、今度は関西が舞台となって上映される。▼私は引っ越しが多く、様々な地域に移住しているが、どこにも魅力、特色、誇りとするものがあり、居住が短い私でもそこをくすぐられると心が沸き立つ。趣味で来訪する地域でも気持ちはふるさとだ。▼現在は滋賀に住んでいるが、映画予告を見ると、滋賀県民のキメ台詞もあり、女性の京都市長含め各地域の長の配役やセリフも楽しみだ。▼映画で、修学旅行や観光で国民の来訪率が一番高い京都市がどのように映されるのか。皆の心のふるさとを楽しくくすぐってほしい。▼京都市のふるさと納税が好調のようだ。地域としての抜群の知名度と心のふるさととして認識があるからだと思う。宿泊税も本市財政を支えている。そして住める都に戻していくための「非居住住宅利活用促進税」も独自の政策税制として全国から注目される。▼地域の魅力を税収に変え、市政や市民生活を支えていく。それもまた地域を愛する形の一つだ。(琵琶湖より愛をこめて)