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2023年10月11日

風通しの良い京都市政へ ―要求を軸に大きな輪をつくろう―

風通しの良い京都市政へ―要求を軸に大きな輪をつくろう―

京都市職労も参加する「市民本位の民主市政をつくる会(民主市政の会)」の地域団体会議が、9月22日に京都教育文化センターで行われました。

京都市長選挙で立候補を表明している弁護士の福山和人さんがスピーチを行いました。

忘れ物を取りに行く

前回の市長選挙(2020年)の時に、「すぐやるパッケージ」という政策を打ち出していました。

内容は子どもの医療費を中学校卒業まで無料にすることや、全員制の中学校給食、給付制奨学金の実現、マル老負担軽減、中小企業地域振興条例の制定などです。

これについて福山さんは「市民の暮らしが痛めつけられている時に、行政がやることは市民を助けることで、市民の暮らしや生業を全力で応援するためにすぐこれをやるというものだった」と話しました。

しかし、当選が叶わず、政策の実現ができなかったことから、今回の選挙は「忘れ物を取りにいく。やり残した仕事を私にやらせて欲しい」と熱く語りました。

 

そろそろ京都をリニューアル

京都市では庁内から元職員が市長に就任していることが多く、このこと自体は自然なことだが、長期間続くのは政治の停滞を招いているとし、新しい空気を入れて風通しのよい市役所を作るべきだと述べました。

また、京都における「共産対非共産」という構図が続いていることにも触れ、誰が言ったかではなく政策の内容で「ええもんはええ、あかんもんはあかん」という当たり前の政治にして、「京都をリニューアルし、風通しの良い京都市政を作りたい」と語りました。

 

おもろい街京都

これからの京都のまちづくりについて、「多様性あふれる刺激的な新しいものを生み出せるまちに発展させる」と意気込みました。

京都は様々な学問・文化・技術・産業などが集まる高度集積都市として発展し、人種・信条・性・出自など様々な人々が集まり、街の活力が生み出され、多様性あふれる街として生命力を発揮してきたと紹介。

街の発展はタワーマンションなどの建設が決めるのではなく、街に住む人たちの力をどれだけ底上げでき、暮らしが豊かにできるのかによって決まるのではないかとし、「京都を刺激的でおもろい街にしたい」と語りました。

民主市政の会の福島功事務局長は「福山さんの思いに応えて、私たちも要求を軸に市政転換をめざす人々の輪を広く大きくつくろう」と呼びかけ、10月15日午後5時から京都市役所前で行なう大街頭宣伝を成功させようと行動提起がされました。