突然ですが、みなさんは仕事や労働組合の活動で心が動いたこと、感動したことはありますか？私はあります！▼組合の話をすると、ある時、組合の仲間が続けて脱退し、ひどく落ち込んでいたことがありました。そんな時に、ある若手の仲間たちとそのことについて話をしました。私は、「他の人も同じようなことを考えているのでは？」と正直不安でした。▼ところが、その仲間たちは、「私は組合を信じてますよ！」「大丈夫ですよ！それが令和の人間関係ですから」と言ってくれました。何気ない一言ですが、その一言で、私の沈んだ心が、フワ～っと軽くなるのを感じました。▼その仲間たちは、かつて新採の頃、仕事や人間関係のことで悩んでいる時に、市職労に加入されました。私も組合の仲間として、一所懸命に助言し、応援して励ましてきました。その若者たちが今や大きく成長し、今度は自分を応援し、支えてくれる存在になりました。「因果応報」、自分が長年やってきたことが報われた！と実感できた、とても嬉しい瞬間でした。▼仕事や組合活動をしていると、どうしても嫌な思いをしたり、投げ出したくなることもあります。そんな時でも、懲りずに続けているだけで、意外な形で努力の果実を受け取ることがあります。「継続は力なり」、仕事も組合活動も、続けてこそ得られる感動と喜びがあります。「諦めたら、そこで試合終了ですよ」
（昭和の残滓）