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2014年06月06日

[ザ・しょくば] 6月1日付

▼歓送迎会のシーズンが終わった。異動した職場での歓送迎会を経て、ようやく職場の仲間の一員になれたような気がする。しかし、なぜか違和感が残る。職場でもベテランと目される人が、宴会の場にいない。その人は、毎年決まった時期にお世話になる臨時的任用職員さんだ。前の職場では幾らかの実費負担で、忘年会も歓送迎会も参加されていた。新しい職場ではそうではなかった。▼どこの職場でも何らかの形でA・B問わず、アルバイトさんにお世話になる。時には誰よりも長く職場にいて、仕事に詳しいので、職員が仕事を教えてもらうことさえある。窓口に出れば、職員と同じように市民に怒鳴られる。それでも賃金は低いままだ。臨時的任用職員Bの時給は遠くない将来、最低賃金に追いつかれる水準だ。一定期間を開けながらの雇用で、それもいつまで続くか分からない。電算化や機構改革などで仕事がなくなり、雇用そのものがなくなることもある。人員削減で職場に余裕がなく、実際に仕事のある部分を臨時的任用職員に頼らざるを得ない職場は少なくない。しかし、同じ職場で働いても雇用の上では無権利に近い。▼徳島にある某企業の労働組合の正社員化へのたたかいは、「非正規は廊下の端を歩け」という正社員の言葉から始まった。「人間として、労働者仲間として」という私たち自身の思想が問われていないだろうか。
(カールおじさん)