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2015年01月08日

コラムニスト覆面(きぐるみ)座談会

どこまでぶっこむかが腕の見せどころ

6面

 市職労新聞のコラム「ザ・しょくば」は、職場の実態を生々しく映し出していると度々話題になります。
 コラムの書き手であるコラムニストは、20代の青年職員から、30代、40代の組合役員まで、幅広い視点で職場での日常会話や出来事などをリアルに伝えています。

 今回は、コラムの執筆にあたってのエピソードなど、ざっくばらんに座談会をしました。そこで見えてきたものとは…。

職場での信頼があるからこそとりあげたい内容がある

久平:司会を務めます「久平」です。それぞれに印象に残っているコラムはありますか?

颯吉:にょろさんのコラムは本音で書いていますよね。にょろさんらしさがある。6月11日付の「トップダウンあるある」は組合員からの反応もありました。

にょろさん:同じ職員のなかでも、「市長や副市長を神様のようにあがめて、報告資料ばかりつくる。それに何の疑問も持たない」という状態がある。

颯吉:「どこ見て仕事してんねん」という感じですね。

にょろさん:一市民として見たら、俺の税金がこんな仕事に使われているのかと思うと腹立って。

久平:6月1日付の「歓送迎会」の話とか、カールおじさんは、ぶっこんでいく感じですよね。

にょろさん:ある職場でも、アルバイトの人が「私たちは歓送迎会に呼ばれていない、なぜですか」と言っていた。マジで怒ってるんですよ。「こき使ってるくせに本当にあつかいがヒドイ」と思う。自分の職場ではありえない。

颯吉:そんな話をしてくれるんですね。アルバイトさんから信頼されていないと話してもらえないですよ。

にょろさん:風通しのよい職場を目指していますから(笑)。でも、半年ごとに職場を変わり、それを何年も続けていながら、いつ切られるかわからない状態。そんな不安定で心細い人に対して無関心な人が多い。簡単に人を入れかえようとするなんて、「何言うとんねん!」と思うわけです。

職員感情は市政運営の矛盾に影響される

久平:組合ではアルバイトを組織できていないので、表だって言えない。コラムではつっこめるんですね。颯吉さんのコラムは、内容が具体的でぼやかしていない。

颯吉:ギリギリの内容ですが、他職場から見て、共感と同時に「こんなことが起こっているんだ!」という告発的なものも含まれる。それが市政問題に結びついていくんです。日常、職員が言えない職場の声を代弁しようと意識しています。書いた職場の人に喜んでもらえるように。

久平:コラムの背景にあるエピソードのなかで、ある局で市政運営の決定事項にならって、職員は市民に説明しなければならないといった締め付け、組合攻撃があった。当該の局の若い職員にとってみれば、「労働組合がいちいち口を出して、仕事が進まない」という認識になってしまう。そんなことがあったときに、自分の職場に照らして書いてみると市政運営の問題が明らかになります。

にょろさん:職員が事務上のミスで処分されているのに、当該の職場の状態は棚上げにした。例えば夏場、冬場の室温とか、管理者側には職場の環境を守る法的義務があるはずなのに、それは「予算がないから」と曖昧にする。自分には寛大なんです。「予算がなくて人員が少ないからミスをした」というのも同じことなのに、それは許されない。こういう市政運営になっている。

全員:そのとおり!

久平:コラムの書き手は職員に近い存在だということがわかります。自分の声として書くのだけど、それは「職場の声だ」ということ。それが市政運営のなかで矛盾している姿として出されていく。

にょろさん:為になる書物ですね(笑)。あと、若い人にもぜひ書いてほしい。

久平:私はできるだけ、組合の幅を越えるように意識しています。でも共感する内容がある。「職場あるある」のなかから、本質的な内容を捉え直すことが大事ですね。これからも皆さんで面白いものを書いていきましょう。