京都市職労ホットライン

市職労NOW


2009年 新年のあいさつ 池田豊 中央執行委員長

組合員のみなさん
新年あけましておめでとうございます


京都市職員労働組合
中央執行委員長 池田 豊


「変」公務労働の原点に立ち返って

「変」を読む

 昨年末、清水寺の森清範貫主は「今年の漢字」を「変」と力強く揮毫しました。
 「変」はその読み手によって、全く異なる意味を持ちます。
 「変わる」と受身で読むと、客観的ではあっても、評論家的、傍観者的となり時代の変化に身を委ねるだけとなってしまいます。
 しかし、「変える」と読めば、現実を客観的に自らの問題としてとらえ、主体的に変えていく能動的な生き方となります。

雇用 喫緊課題

 2009年の年明けは、昨年の国際金融危機にはじまった「カジノ資本主義」の崩壊と、正規労働者をふくめ多くの派遣労働者の「派遣切り」「雇い止め」という深刻な状況で迎えました。
 京都市内でも村田製作所、ローム、大日本スクリーン、三菱自動車など大手企業は昨年末から大量解雇を実施し、企業にとって労働者の賃金は労働の対価ではなく、自在に削減可能なコストの一部としてしかとらえていないことが明らかになり、「構造改革」が何をもたらしたのかを鮮明に示しました。ニチコン(本社烏丸御池)は「派遣は製造業にとって、調整しやすい仕組。活用させてもらっている」と平然と述べるに至っています。

神懸りの門川市政

 門川市政は市長のマニフェストで書かれた「124の施策をすべて盛り込みます」という「京都未来まちづくりプラン(案)」を発表、予算化しようとしています。
 しかし、精神主義に貫かれた「共汗」と、組織の持たれ合い、責任の曖昧化を生み出す「融合」は市役所組織の停滞と無気力化に一層拍車をかけています。
 市長の新年挨拶文に「現場に神宿る」の言葉が出るに至っては、「神宿る現場」に足を運ぶ自分こそが市民の声を代弁していると言わんばかりで、これでは「市長の声」が「市民」となり、本当の市民の声は市政に届きません。

 このような時だからこそ、私たちは、市役所内にとどまることなく市民の中に入って、雇用や格差と貧困の問題を正確につかみ、公務労働者として正面から取組む運動を展開する必要があります。
 森清範貫主は、いつか書きたい漢字に「恕(じょ)」を挙げました。「恕」をもって、力強く、公務労働組合としてその原点に立ち返り「変」革の一年にしたいと思います。


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