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チャレンジ最賃!1ヶ月117,600円で生活できる!?

チャレンジ最賃!1ヶ月12万円で生活できる!?

「サイチン」って? 最低賃金の金額は? なぜ「最賃体験」にとりくむの?

「サイチン」って?
  最低賃金(最賃:サイチン)とは、国が「最低賃金法」にもとづいて「これ以上低い賃金で働かせてはいけません!」という最低限度の賃金額で、正規労働者はもちろん、パートやアルバイト、派遣など、雇用形態に関わらず、すべての労働者に適用されます。  
  賃金は、雇い主が好きなように決めていいということではなく、働く人の生計費が考慮されなければなりません。「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」(憲法第25条)や、働く人の賃金・労働条件は「労働者が人たるに値する生活を営むための必要を充たすべきものでなければならない」(労働基準法第1条)という最低規制があるからです。もし最賃以下で働いていた場合、雇い主に最賃との差額を支払わせることができます。

最低賃金の金額は?
 最賃には(1)各都道府県で定められている「地域別最低賃金」と、(2)印刷業や電気機器製造業など特定の産業について定められる「産業別最低賃金」があります。京都府の地域別最賃は、時間額700円です。この金額では、フルタイムで働いても月収12万円程度(1日8時間、土日休みとして計算)にしかならず、京都市の生活保護水準や京都総評が試算した最低生計費(※)を大きく下回ってしまいます。最低生計費を時間額で計算すると約1300円となりますが、私たちは当面、最賃を時給1000円以上を目標に引き上げることを訴えます。
 2008年10月25日より、京都府の最低賃金は時給717円になり、17円あがりましたが、これでは働いても、働いても、ワーキングプアの生活状態です。
 私たちは、最低賃金の引き上げのため、さらに運動を強め、世論を動かし、時給1,000円以上をめざしていきます。
※最低生計費とは・・・ただ単に「生きている」という水準ではなく、娯楽や外食、社会参加なども含めた今日的な生活様式での生活を送れるための最低限の水準。20代の男性(単身)では月額185,426円(税込)必要。

なぜ「最賃体験」にとりくむの?
 「ワーキングプア」「格差社会」などが社会問題として取り上げられています。その背景には、この7年間で正規労働者が461万人減少し、非正規労働者が417万人増加するという大きな変化がありました。結果、青年では2人に1人が非正規雇用労働者となり、フリーターの56.2%が年収100万円未満と低収入が増加しました。これでは青年が自立して生活できないばかりか、少子化や社会保障の空洞化が進み、社会が成り立たなくなってしまいます。
 「最賃体験」は、実際に最賃の金額で生活してみることを通して「最賃が低すぎる」実態を明らかにし、引き上げを求めるとりくみです。最低水準の引き上げはフリーターだけでなく、働く人すべての賃金引上げ、ひいては社会全体が潤うことにつながります。「最賃額1,000円以上になれば経済効果は約2兆6千億円」という試算もされています(労働総研07年2月発表)。

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