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2017年09月27日

【ザ・しょくば】2017.9.21

「正規の人にはわからないところで、何気ない一言が非正規職員を傷つけている場合がある」。嘱託職員の仲間との対話のなかで出された言葉だ。別の嘱託職員は「正規と同じ業務をしているのに、嘱託には業務に必要なファイルすらも支給されない」と。ある交渉の場で「その職種、働き方(嘱託職員)を選んだのはあなただから仕方がない」という言葉が交わされたという。仮に職種が違っても、雇用に身分があっていいのか。この言葉を聞き思い出したのは、徳島光洋シーリングテクノの労働組合の正社員化のたたかいだ。それは、「非正規は廊下の端を歩け」という正社員の言葉からはじまった。▼正規雇用労働者を徹底して削減し、非正規雇用労働者に置き換えてきたのは誰か。雇用に身分があるとすると、正規雇用の優位性とは何か。能力なのか。その意識はどこの誰の価値観なのか。間違いないのは「分断」を持ち込んだのは正規でも非正規でもない、使用者だ。▼嘱託職員を主体とした運動は、働く仲間として、たたかう主体者の運動だ。それは正規と非正規の分断を乗り越えていくことになる。▼同時に、自治体で働く嘱託職員は市民生活の一端を担う労働者であり、その責任と自覚も必要だ。雇用身分を前提にした働き方のなかで、非正規雇用の尊厳を守るたたかいは、非正規を生む政治、経済構造にまで及ぶ。「非正規を一掃する」とうそぶいた首相を一掃しよう。(赤髭)