「みんなのいのち守る署名」6万5444筆を提出
「みんなのいのち守る署名」6万5444筆を提出
いのち暮らし守る自治体を
社会保障を形骸化させる国の社会保障制度の相次ぐ改悪は、子どもからお年寄りまで住民の暮らしや、事業所、労働者に深刻な事態をもたらしています。自治体として、住民の暮らしといのちを守る立場から具体的な施策を求めて府内の労働組合、地域などで取り組まれた「みんなのいのち守る署名」。実行委員会を代表して尾藤喜弁護士らが、6万5444筆を京都府に提出しました。
京都府政の役割発揮で貧困ストップを
署名は、府内50カ所5000人以上が学習会に取り組み、社会保障のあり方を深め、一人ひとりの言葉で集められた重みのあるものです。要求は、①「京都府のどこでも医療・福祉が安心して受けられる施策を拡充してください」、②「患者・利用者や家族の負担をこれ以上増やさず、負担軽減策を充実してください」の2点。社会保障の充実の具体的な施策で住民のいのちと暮らしを守ることを求めて取り組まれました。
呼びかけ人の尾藤廣喜弁護士は、「署名は集めるだけでなく、何を変えなければならないか、何が求められているか議論してきた。介護の制度が悪くなるうえに、医療の負担がますます増えている。貧困化が増大するなかで、京都府が医療と介護について、どういう施策を取るかが問われている。担当部局だけでなく全府庁、知事含めて真剣に取り組んでいただきたい」と語り、署名を提出しました。
署名提出にあたり、京都府知事選挙に立候補を表明した福山和人さんも駆けつけ、あいさつ。「あらゆる世代で貧困が進行している。それは自己責任と思われがち。しかしそんなことはない。京都府にはもっとできることがある」と述べ、「それは、全力で府民のいのちと暮らしを守る立場に立ちきることではないか!」と訴えました。
「『いのち署名』は、高すぎる国保料、介護保険、老人医療の改悪などをストップして、安心して医療、介護を受けることができる制度に切り替えていくことを求めている。それはもっとも基本的なユニバーサルサービスだ。みなさんが取り組まれた署名の役割は、非常に大きい意義がある。そのことと、今回私がチャレンジしようとしている選挙は土俵が同じ。私の政策は、『府民まるごと全力応援プロジェクト』という名前で生活やなりわいを全力で守ることを第一の公約にしている。その政策を実現することと、みなさんの署名は重なる課題。私も全力でがんばる」と決意しました。