2019年05月23日
ゼスト御池地下街で原爆展
ゼスト御池地下街で原爆展
「核兵器のない世界」―展望を被爆者と語り合う
5月17日から19日にかけて、ゼスト御池地下街で、「ヒバクシャと話すkyoto原爆展」が開催されました。被爆者懇談会が主催し、京都市が後援。3日間で800人を超える来場がありました。
原爆写真や絵の展示の他、アニメの上映やうたごえ、「被爆者と出会うカフェ」では被爆者の戦争体験などが語られました。京都市内の被爆者で、世話人代表の花垣ルミさんがヒバクシャ国際署名を訴えると、多くの人が署名しました。
核兵器禁止条約採択から2年。70カ国が調印し、23カ国が批准。2020年のNPT再検討会議までに発行する可能性は高まっています。日本と世界の反核平和運動、朝鮮半島の非核化と平和体制の構築への努力など、国際政治が大きく動き出している一方で、核保有国は危機感を強め、核兵器禁止条約に「支持も、署名も、批准もしない」としてNPT合意を反故。米国のトランプ大統領は、新たに小型核弾頭を装備した海洋発射の弾道ミサイルや、巡行ミサイルの開発・整備を打ち出し、対抗するロシアも新型大陸間弾道ミサイルなどの開発を表明。新たな核軍拡競争への動きをあらわにしています。被爆国である日本政府は、米国の「核の傘」に依存し、禁止条約に反対を表明。核兵器廃絶に対する逆流を許さない運動の大きな力に「ヒバクシャ国際署名」が重要となります。
禁止条約の早期発行、NPT合意の実行、「核兵器のない世界」を開く原水爆禁止世界大会が行われます。メインとなる長崎大会(8月7日~9日)へ、市職労は代表団を派遣します。2020年にはNPT再検討会議にあわせたニューヨークでの「原水爆禁止世界大会」も提案されています。被爆者とともに国際連帯をすすめ、「核兵器のない世界」の実現に向けて市職労も呼応して運動をすすめます。