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2020年10月16日

【ザ・しょくば】2020.10.15.

京都市は「子育て環境日本一」というが、実態はどうなのか?大いに疑問を感じる。▼もともと京都市は認可保育園の9割が民間保育園で、公立保育所は全体の1割にも満たない状況だった。政令市ではありえない数で、市営保育所はセーフティーネットや障がい児保育等で役割があるにもかかわらず、人件費など民間に比べてお金がかかることを理由に、民間移管の方針が出された。▼民間でできることは民間でというが、保育にかかる予算のほとんどは人件費で、民間だから人件費を抑えてよいというものではない。▼いろんな年齢の保育経験を積み重ねた保育士が、バランスよくいることで保育を築き上げていくものである。▼京都市独自の保育プール制によって、民間園の給与水準が守られてきていたが、民間移管とほぼ同時進行で補助金の削減が行われ、様々な事業を実施しないと補助金が出されず、ベテラン保育士が働き続けられない状況が出てきている。保育士が夢を持って働き続けられない現状で「子育て環境日本一」と言えるのか。▼移管先の選定もなりふり構わないありさまで、当初は「市営保育所と保育は変わらない」と保護者に明言していたのが、これまで市営保育所が大切にしてきた保育を踏みにじるような法人に移管されているのが現状だ。▼なんでも民間まかせではなく、京都市として「保育」にきちんと責任をもって取り組むべきだ。(ちこちゃん)