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2021年07月15日

ザ・しょくば【2021.7.15.】

子どもが好き。子どもにかかわる仕事がしたい。保育所で働きたい。そう思って保育士になったのに、いま市営保育所で働く保育士は「それは古い考え方です」と言われる。「保育士の専門性を活かして、保育所以外の職場で、保育士が認められる仕事をしていかないといけない」らしい。いつからそうなったのかは、知らない。▼京都市の保育士は100人程度が、子どもはぐくみ室やはぐくみ創造推進室、児童相談所など保育所以外の職場に配属されている。保育士の専門性を活かせと言われ職域の拡大がされてきたが、専門外のことも求められる職場で、心身を病んでしまう保育士もいる。保育士として当たり前の「保育現場で働き続ける」ことがかなわない京都市に見切りをつけ、退職してしまった保育士もいる。▼保育士が一番専門性を発揮できる市営保育所は、民間移管をするという方針以外、具体的なことは何も考えられていない。そのことも、モチベーションを下げさせ、京都市で働くことを不安にさせる。▼年休もまともに取れない。配慮の必要な子どもをたくさん受け入れていることで、日々の保育は大変。保育所が朝7時から夜7時まで12時間開所するようになって、時差勤務の負担も大きいなど、保育現場は楽しいことばかりではない。それでも、保育が好きで、保育所で働きたい。▼保育士として当たり前のことが、いま京都市では、当たり前ではないことが悲しい。(たんぼのた)