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2021年08月11日

ワクチン担当部署のいま

ワクチン担当部署のいま
ピーク時には残業180時間 ―疲労、倦怠感―

新型コロナウイルスの感染拡大は8月に入り、全国でも感染者数が過去最高を更新するなど、収束の見通しがない中で、ワクチン接種がどのようにすすむのか、社会的にも注目されています。

年度途中の1月に業務体制がつくられ、集められた職員は、速やかな接種に向けて奮闘していますが、ワクチン接種について政府方針が二転三転したことの影響も受けて、繁忙極まっています。


京都市のワクチン接種は2月から、医療従事者などから開始し、高齢者など優先的に接種を行っています。

先行して、ワクチン接種業務を担う職場が1月から立ち上がり、年度途中で職員が集められました。集団接種などの取り組みと合わせて、その都度増員。現在は、主に「庶務・広報」「集団接種」「個別接種」「接種券発行」「職域接種」の5つのラインに分けられ、全体で30人以上の体制で業務を担っています。

ワクチン接種事業担当の職場は、集団接種、個別接種がはじまる準備時期の4月、5月をピークに深刻な長時間労働の状況がありました。

ある職員の時間外労働の状況は、5月に170時間、6月は150時間、7月に入ると「少し落ち着いてきた」と言いますが、それでも日を超えることもあり70時間(7月21日時点)ありました。

別の職員は、5月、6月は170~180時間、7月も20日時点ですでに100時間超という深刻な超勤状況です。

職員の一人は「毎日疲労している。倦怠感が続く。頭が回らず判断ができなくなっている。土・日出勤、平日深夜帰宅が続き、プライベートに充てられる時間がほとんどない」と言います。

集団接種の担当業務は、交代で対応できる人員体制がなく、平日は翌週の運営準備やその他の事務があり、休日が取りにくいため、連続勤務が続いています。

個別接種の担当業務でも、ワクチンの配送や医療機関の問い合わせなどもあり、土・日曜日は出勤しています。現在は、平日に休暇などが取れるように改善の動きもあると言います。

ワクチン接種事業の担当は、突然変わる国のワクチン接種方針に振り回されてきた部署です。7月は、国がワクチンの供給量を大幅減少させたことで、現場は大混乱となりました。そのなかで、異常な長時間労働が発生しています。

市職労は、「コロナ対応職員のいのちと健康を守ろうキャンペーン」として、感染症対応やワクチン担当部署の職場環境、業務のあり方など改善に取り組んでいきます。