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2021年10月25日

ザしょくば【2021.10.15】

職場になぜ労働組合が必要なのか。私が感じたこと。▼雇用主は少数で、労働者は多数なのに、労働者の立場は弱い。労働者は生きるために雇われて働く。これが今の社会のしくみだ。とある場面のこと。ある非正規職員は、「正規職員との違いを感じていたが、言ってはいけないことだと思っていた」と声にした。すると、もう1人の非正規職員が、「私も違いにモヤモヤしていたけど、自分の中に収めておくものだと思っていた」と続いた。一人ひとりの声は小さいが、感じている想いはみんな同じだから、『ツナがって声をあげて』いいところ―それが労働組合。▼じゃあどうして同じ労働者なのに違いがあるの?条例や法律で縛られていることは変えられないの?権力でもって抑えつけてくる首長や政治に直接声をあげることで、働きやすい職場に変える。そんな意識をみんながもち、集っていいところ―それが労働組合。▼パワハラのない職場にすればいいという単純で安易な視点ではなく、みんなが自分も相手も大事にしようとするこころの底からの想いがあれば、平和も憲法も守ることができる。老若男女みんな違う仲間だから、対話で、学習で、お互いがお互いを高めあえる。健康で文化的に暮らし、生き生きと働ける職場にしたい。そんな強い想いをもっていいところ―それが労働組合。▼人としても成長できるし、ほっこり安心できるし、いいところ。(まっすう好き子)