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2023年04月06日

ザ・しょくば【2023.4.1】

高校生と中学生の長女・次女が卒業した。新型コロナ感染症の拡大と同時に入学し、コロナ禍で翻弄されながらの学校生活を送り、卒業を迎えた。彼らは「コロナ世代」と呼ばれる。▼卒業式の後、保護者に向けて学年主任の先生が涙ながらに語った。▼「私の誕生日は3月11日。東日本大震災以降、この日は、日本中が哀しみ、辛い日となった。誕生日を祝う気にもなれず、まわりに自分の誕生日を言うことも気がひける。そんなときに母親が『私にとって3月11日は特別に幸せな日だよ』と言ってくれたことで前向きになれた。子どもたちが時折、学校行事が縮小されるなどで『損な世代』『不幸な世代』とこぼすことがある。その時に『このコロナ禍で、どうやったらみんなの学校生活が保障できるか、頭を悩ませ、職員間で何度も議論をしてトライしてきた。こんなにまわりの大人たちが目を向け、頭を使った世代はない。たくさんの大人たちに愛された世代だと思ってほしい』と子どもたちに伝えてきた」▼入学当初から2カ月間の学校閉鎖。〝青春時代〟を彩る行事などは中止や内容の変更、縮小。子どもの権利が蔑ろにされる側面もあったのではないか。そういうなかでも子どもの権利保障のために教職員の苦労もあったと思う。▼コロナ禍の学生時代を経て新規採用職員が入庁してくる。労働組合で人間的結びつきを築いてほしいし、私たち自身の結びつきの再構築も必要だ。(三人娘の父)