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2014年07月25日

【ザ・しょくば】7月21日付

▼保育士が疲れている。職員の欠員は今や常態化。アルバイト職員も増え、ベテラン保育士が辞めていくなかで若手保育士が増えた。▼虐待・ネグレクト・親の精神疾患など、複雑な問題を抱える家庭が増え、保育以上のことが求められる。事務作業が増え、保育業務が終わってからの実務の残業になる。▼ギリギリの職員体制のなか、年休は体調を崩したときに使うぐらいで、ほとんど消化できない。研修などで職員が出掛けるときは、その日の職員体制を必至で考える。夏期休暇は自分の希望通りに取れるわけもなく、お盆で子どもが少なければ昼から半日休みが充てられる。そういったやり方でないと、5日間の夏休を取りきれない。▼日々に追われるなか、職員の連携もはかりにくい。職員体制や保育業務をどうまわしていくのかを話し合い、悩む会議が先行され、子どもの成長や関わりなどの話ができない。自分のクラスに精一杯で、保育所全体の連携が難しく、職員一人ひとりが分断状態にある。現場で働く保育士は、このような状態を望んでいない。「子どものために」と一生懸命に働いているが、心身ともにクタクタの状態で本当に良い保育ができるのか。「子どものため」になるのだろうか。▼「子どもの主体を育てる」保育士が自分の主体をつぶしていいのか。保育を取り巻く社会、いろいろな矛盾に疑問をもち、考え、変えていく保育士の主体が求められている。
(三木じろう)