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2014年09月12日

【ザ・しょくば】9月11日付

 学生時代、クラブ活動に打ち込んだ。毎日毎日、練習で休みはほとんどなかった。辛くて、苦しくて、逃げ出したかった。だが、勝利のためみんながひとつになり、励まし、助け合い乗り越えた。引退試合では、涙があふれた。そして、生きている実感があった。▼社会人になった。毎日毎日、忙しいが、誰のため、何のための仕事なのかよくわからない。職場では実状に伴わない「ノー残業デー」「ワークライフバランス」が言われ、仕事に打ち込める雰囲気でもなく、職員はバラバラの価値観で仕事をしている。こんなんでいいのだろうか?モヤモヤした気分で毎日が終わる。▼最近、事件や災害が起こると自治体の責任が問われる。担当職員は、納得いかない、あいまいな説明を繰り返す。このシーンを見ると、自治体によって防げる事故、救える命の多さに改めて気付かされ、自治体職員として責任の重さを感じる。もし、自分の担当業務で事故が起こったら?!自分のせいで市民の命が犠牲になったら?!ご多分にもれず、私も納得いかない、あいまいな説明を繰り返すのだろう。そんなシーンを思い浮かべると生きた心地がしない。▼採用試験の面接で、私は「市民の幸せのため仕事がしたい」と言った。あの時の言葉は嘘でも、今は本当に市民の幸せのために、充実した毎日のなかで仕事に打ち込みたい。そうすればまた、あの生きた実感を得られるだろうか?
(にょろさん)