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2014年12月01日

【ザ・しょくば】12月1・11日付

労働組合は、賃金引き上げの運動だけをやっていればいいのだろうか。職場での雑談のなかで、「政治に興味はありません。関係ありませんから」と言われたことがある。私も昔はそう思っていた。「芸能人や過激な発言をする人が政治家になれば、何かが変わるだろうが、私たち公務員には関係ない」その程度の知識しかなかった。▼今は、政治は人生そのものだと思う。私たちのトップは、政治家。業務の根拠になるのは、政治家がつくる法律や条例。私たちの給与も「成果主義」といいながら、政治家が「給与カット」と言えば、あっさりカットされる。さらに消費税、原発、平和に至るまで、私たちの人生を大きく左右するあらゆることを政治が決定しているのだ。「政治に興味がない」ということは、流されるだけの人生なのかもしれない。▼私は、しっかりと自分の意思で人生を歩みたい。今までの私は、「政治は、私たちの声だけでは変わらない」と思っていた。それは違う。声をあげれば、それが大きな波となって政治を変えていく力となる。それは激動する世界の姿が証明している。政治に興味がなければ、その波にも気がつかず、のみ込まれるだけだ。▼私は、私なりに希望のある未来を描き、波をつくり、その未来を実現したい。それは住民のためであり、家族のためである。その一歩が今度の選挙だ。宝くじは買わなければ当たらないが、政治も投票しなければ変わらない。

(にょろさん)