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2016年02月04日

【ザ・しょくば】2016.1.21

四条通の歩道拡幅整備によってもたらされた春頃の大渋滞(東大路通から烏丸通までバスで約50分)は、徐々に解消され、今は沈静化したようだ。昨年と同程度にまで落ち着いている。この渋滞を目の当たりにした市民や議員から厳しいご意見をいただき、それを受けてバス停の位置変更や信号の新設など改善をした結果だ。▼当時、市は大渋滞の理由を「交通量予測が甘かった。想定外だった」と説明していた。しかし、もともと四条通は混雑していた路線で、片側2車線の頃から、しばしば渋滞を引き起こしていた。これを抜本的な対策を講じずに片側一車線にすれば、これまで以上に混雑するというのは誰の目にも明らかだったはずだ。まして、高度な知識を有する技術職員が「現実を無視した交通量予測を立てた」とでもいうのだろうか。▼「歩いて楽しいまち・京都」の実現を急ぐあまり、拙速に事を進めすぎたのではないか。「結果良ければ全て良し」と楽観的に考えることはできない。「歩いて楽しい」と感じるのは、人の心である。即ち、京都で暮らす人々と京都を訪れる観光客だ。こうした人々が行政の拙速な進め方に違和感をおぼえるかぎり、「歩いて楽しい」と心から感じることはないだろう。目先の目標に向かってひた走った結果、いつの間にか市民を置き去りにしてしまった。「市民とともに歩む」ためには、市民に寄り添い、歩調を合わさなければならない。(颯吉)