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【コラム】ザ・しょくば(2024.12)
2024年12月3日
税務職場で働いている私。先日、京都教育大学で租税教育の授業を行った。以前は小学校で直接児童に話していたが、今は教師の卵達と共に税について学ぶ授業を組立て、教師になったあとに広く実践してもらう形になっている。▼教壇で自己紹介がてら「留守宅の鍵を開けて捜索し、現金を差押え、調書を玄関先に置き鍵を掛けて帰庁」と語ると、学生は「怖!闇バイトか」とざわざわ。▼授業のテーマ決めの際に「税は払う・取られるではなく、納めるもの」と税の重要性を伝えたが、学生に身近な消費税等の負担意識や衆院選直前で税 負担に触れる候補者が多かったためか、「税はいらない!どうすれば無くなるか」というテーマに(泣)。初日からハラハラ。▼でも、さすが教師の卵。完成した授業は単に“税は納めるもの”という刷り込みではなく、公共サービスなどを例に挙げて暮らしや社会を支える税の意義を伝え、話題の「103万の壁」にも触れて選挙と税のつながりも学べるものになっていた。▼ツラいのは、教育ド素人の私が、税理士・税務署職員・教育委員会の指導主事(プロ中のプロ)が同席する前で、学生の授業に対する講評をすること…。でも若者と共に教育に携わるのは超刺激的で嬉しくて愉しい。税務職場のみなさん、是非あなたも講師に立候補を!(TN)
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