全国の仲間、民間労働組合の仲間とともに勝ち取った裁決

　仕事中に転倒して負傷したにもかかわらず公務上の災害として認定されなかったＡさんの事案について、２０２５年４月末に再審査請求に対する裁決書が届き、当初の認定等を覆して公務災害認定を勝ち取ることができました。

　今回の事案では、わずかな段差に躓いて転倒し負傷したことが、“公務に起因する災害といえるのか”が争点となっていました。基金審査会の裁決では、舗装工事中の道路を歩行中に道路の凹凸や段差につまずいて転倒することは、段差の程度等にかかわらず一般的に起こりうることであり、Ａさんに転倒の原因となるような素因があった等の事情も認められないことから、公務との相当因果関係があると判断されました。